突然のWiFiルーターやスイッチングハブの故障に悩まされていませんか?点滅するランプや不安定な通信によって、日常生活がイライラすることもあるかもしれません。
しかし、買い替える前に一度考えてみてください。実は、多くの場合、問題はACアダプターにあることがあります。私の経験から言えることは、ACアダプターを交換するだけで、機器の調子が戻ることがあるということです。
本記事では、ACアダプターの問題を確認し、解決する方法について詳しく解説します。そこで、大切なネットワーク機器の寿命を延ばし、環境にも優しい選択をする手助けとなる情報をお届けします。
故障を見分ける方法
多くの人々が故障した機器を一括で交換することを選択しますが、私の経験から言えることは、その大部分はACアダプターの問題によるものです。
写真のACアダプターは黄色枠で囲んでる5V・2.5Aの物になります、機器によって様々なタイプがあり、右下の端子のセンター「+」なども注意して下さい。※多くの機器はセンター「+」です。
実際に計測したV(ボルト)の数値です、5V以上無いといけない物が4.45Vです、これでは機器の正常な動作に必要な電力を十分に供給できないことを意味します。
しかし、多くの家庭にはテスターが常備されていない事が多く、この問題を特定することは容易ではありません。今後の為にも安価でもいいのでテスターを家庭でも持っておくと良いでしょう。
実際に定格電圧5Vが供給されない場合の動作も乗せておきます。
実際の電圧供給不足の時の動作状況です、その他のWiFiなども同様に点滅など挙動が可笑しくなります、機器自体が故障の場合は点滅自体しない事が多くあります、逆に言えば点滅しているだけならACアダプターを疑う事も出来ます。(※必ずではありません)
解決方法
ACアダプターが故障していると分かった場合には、先ずはメーカー純正を探ってみましょう、しかし多くのメーカーはACアダプターだけを販売していません。そして有っても高額です、最新の機器を買うのと同等の値段がします。これではエコではありません。
ではどうするか、それは簡単です!ネットで探せばまず見つかります!
探すポイントとしては「同じ電圧・電流」の物を探すことです。先ほどの写真にも記載されていますがACアダプターには必ず必要な電圧と電流が記載されています、無い場合は機器本体に記載されています。
そして、次に端子の大きさを確認して下さい。
※一般的な端子一覧
差し込み口には様々なサイズがあり、分からない場合の時は、Amazonや楽天などで差し込みを変えることができるアダプターとセットの商品もあります。
機器によっては独自の端子を持っているやセンター「-」などの場合は、壊れた端子を適切な長さに切り取って被膜を剥き差し込んで利用する事で新しいACアダプターと交換することもできます。
機器の中にはメーカー独自の差し込み口もありこの様な時には写真の様な物を使う事によって生かす事も出来ます。
これにより、同じ機器を再利用することが可能となり、経済的にも環境的にも良い選択肢となります。正常に動作するか確認するまで壊れたACアダプターも捨てない様に注意して下さい。
購入の際に注意して欲しいのは「PSE」マークの有無を確認して下さい、このマークが無い物は日本での使用は原則(販売)出来ません、輸入も禁止ですが稀に外国からの物でPSEマークが無い物がありますので注意して下さい。
ACアダプター購入の注意点。
A(アンペア)は現在の物より数字が大きければ問題無いですが、V(ボルト)は必ず同じV(ボルト)を購入して下さい。小さいV(ボルト)は動作しないですが、大きいV(ボルト)のACアダプターを接続した場合は機器が壊れる事が考えられます。最悪は機器から火災に繋がります。
- 既存2A=2A(OK)
- 既存2A→2.5A(OK)
- 既存2A→1A(NG)
- 既存5V=5V(OK)
- 既存5V→3V(NG)
- 既存5V→9V(NG)
まとめ
ネットワーク機器などACアダプターが接続され動作している機器の故障になった場合は、まずはACアダプターを疑ってみましょう。
ACアダプターの場合は比較的簡単に解決できます。適切なACアダプターを選び、必要に応じて差し込みを変えることで、故障した機器を修理し、再利用することが可能です。
これにより、無駄なコストを抑えながら、ネットワーク機器の寿命を延ばすことができます。
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