ハードディスク、USB、メモリーカードなどを使用する際にはフォーマットをするのが望ましいですがフォーマットが出来ない時があります。
そもそもフォーマットが必要の疑問もありますが、USBやメモリーカード等、最近はそのまま使っても問題が無い様ですが、昔は海外からの購入した物にステルス型の悪意を持ったプログラムや隠しファイルなどがあった事もありますので、自分は今でも最初にフォーマットしています。
WindowsでUSBやメモリーカードのフォーマットをする方法が知りたい方はUSB・メモリーカードのフォーマットの仕方まで飛んで下さい。
「Windowsはフォーマットを完了できませんでした」となった時にはWindowsはフォーマットを完了できませんでしたまで飛んで下さい。
フォーマットする意味
ではなぜフォーマットをするのでしょうか?悪意に持った隠しファイルを消す意味は現在の大手販売では聞いた事はありませんが、普通に使うにもフォーマットをする場面があります。
ファイルの形式を変更するのにフォーマットが必要になります。
ファイル形式 | 特徴 | 短所 | 注意・用途 |
---|---|---|---|
FAT16 | Windows95~使える | ファイルの最大容量が2047MBまで | Macでも利用可能。 |
FAT32 | 1ファイルの最大容量が4GBまで(98/98seは2GB) | Windows95などでは使用出来ない | Macでも利用可能。安価なUSBでは最初にこのフォーマットになってる事が多いです |
NTFS | 1ファイルの制限容量に制限なし (製品の最大容量まで使えます) | Windows95-Meなどでは使用出来ない | Macでは読み込めますが、書き込むことが出来ない、パソコン以外では使用出来ない機器がある |
exFAT | 1ファイルの制限容量に制限なし (製品の最大容量まで使えます) | WindowsXPでは使用出来ない(更新プログラムで対応出来る場合有り) | Macでも利用可能。パソコン以外では使用出来ない機器がある(特に古い機器) |
HFS | 1ファイルの最大容量が2GBまで | Mac専用のファイル形式でWindowsとの互換性が無い | MacでもmacOS 10.12にてサポート終了。 |
HFS+ | Mac OS X 10.3~以降に対応。製品の容量まで約8EB対応 | 一度HFS+にすると古いMacに未対応。Windowsとの互換性が無い | Windowsとの互換性が無い為にデーターの持ち運びには適さない |
APFS | ファイルコピーが速い、パーティションが自由に変更 | Mac専用のファイル形式、古いMacではアクセス出来ません。 | Windowsとの互換性が無い、Time Machineでのバックアップ先にはそのままでは出来ません。 |
簡単なファイルの特徴です。
USB・メモリーカードのフォーマットの仕方
フォーマットの仕方には何パターン化ありますので簡単な方からしていきます。
マイコンピューター【PC】から行う方法
USBやメモリーカードなどドライブの一覧が表示されています、フォーマットしたいデバイスで「右クリック」してフォーマットを出します。
変更したい「ファイルシステム」を選択して【開始】をクリックします。
※クイックフォーマットは外すと長い時間が掛かりますのでチェックをいれたままで良いです。
何も問題無ければそのままフォーマットが終了して選択したファイル形式に変更されます。
Windowsはフォーマットを完了できませんでした。
この表示が出て何度もフォーマットが出来ない時の対処方法です。
SDカードの場合はロックが掛かっていないかの確認をして下さい。ロックが何らか引っかかってかかっている事があります。
フォーマットが出来ない時には一度デバイスのボリュームを削除すると出来る場合があります。
デバイスのボリュームを削除する
ボリュームはUSBやメモリーカードを挿すとスグに使える様に何かしらのアルファベットが付いてきます。このアルファベットがボリュームだと思って下さい。
削除するには「ディスクの管理」画面で操作できます。
「PC」→「右クリック」→「管理」→「ディスクの管理」または【プログラムとファイルの検索】窓から「ディスクの管理」や「diskmgmt.msc」を入力でも表示されます。
該当するデバイスを選択します。
この画面に映っているデバイスはボリュームを削除済みです。
フォーマットしたいデバイスを選択して「右クリック」で「ボリュームの削除」を実行します。
正常に削除が終わりましたらデバイスが「未割当」になります。
その未割当状況のままフォーマットを開始します。
ディスクの管理からフォーマットをする
先ほどのボリューム削除と同様に「右クリック」して「フォーマット」を選択します。
フォーマットしたい形式を選んで【OK】を押しますと、データーが消える等の警告画面が出ますので【OK】を押して開始します。
通常完了しましたらボリュームのアルファベットが付与され完了しています、新しいUSBなどはボリュームが与えられた状態ではフォーマットが出来ない事がありますのでボリュームも削除してフォーマットすると正常に終わる事があります。
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