RPCサーバーでのHDD初期化に失敗したとき、焦らずにコマンドプロンプトを活用すれば問題解決できます。このガイドでは、初心者でも簡単に実行できる手順を紹介します。HDDを正常に初期化し、スムーズに作業を進めましょう。
コマンドプロンプトでHDDを初期化する手順
HDDの初期化がRPCサーバーで失敗した場合、コマンドプロンプトを使って手動で初期化することが有効です。以下に、ステップバイステップでの手順を示します。
初心者でもわかりやすく、実践しやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。なお、データ消去に注意しながら作業を進めてください。
なお、この操作はデータを完全に消去するため、必要なデータがある場合は事前にバックアップを取ってください。
手順
コマンドプロンプトを使用してHDDを初期化する手順を以下にまとめました。この手順に従えば、安全かつ確実にHDDを初期化できます。
1.コマンドプロンプトを管理者権限で実行
- スタートメニューを開き、「cmd」と入力します。
- 検索結果に表示される「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
2.diskpartを起動
コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力して diskpart
ユーティリティを起動します。
diskpart
3.ディスクのリストを表示
diskpart
プロンプトで、システムに接続されているディスクのリストを表示します。ディスが分かっている場合は飛ばしても構いません。
list disk
4.初期化するディスクを選択
初期化するディスクを選択します。例えば、ディスク1を初期化する場合は以下のように入力します。
select disk 1
5.ディスクの内容をクリア
選択したディスクの全てのパーティション、ボリューム、データを削除します。
clean
6.ディスクを初期化
ディスクをGPT(GUIDパーティションテーブル)またはMBR(マスターブートレコード)で初期化します。以下はGPTで初期化する例です。
convert gpt
MBRで初期化する場合は、次のコマンドを使用します。
convert mbr
7.新しいパーティションを作成
新しいプライマリパーティションを作成します。
create partition primary
8.パーティションをフォーマット
作成したパーティションをNTFSファイルシステムでフォーマットします。ラベルを指定することもできます(ここでは “NewVolume” を使用)。
自身の分かりやす名前で問題無いです。
format fs=ntfs label=NewVolume quick
9.パーティションにドライブレターを割り当て
新しいパーティションにドライブレターを割り当てます(ここではドライブレターを “E” としています)。
該当ドライブレターが使用済みの場合は「使用済みです」と出ますので空いてるドライブレターを使用して下さい。
assign letter=E
10.diskpartを終了
diskpart
ユーティリティを終了します。
exit
まとめ
以上の手順で、コマンドプロンプトからHDDを初期化することができます。必要な場合は、初期化後にディスク管理ツールでディスクを確認し、正しく設定されていることを確認してください。
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