WordPressで記事を誤って削除したり、大切な内容を上書きしてしまったりした経験はありませんか?そんなパニック状態に陥っても、実は簡単に復元できる方法が存在します。
本記事では、WordPressの隠れた機能「リビジョン」を使って、失われた記事内容を簡単に復元する方法とその他の失われた記事内容を復活させる3つの方法をご紹介します。
リビジョン機能:WordPressの秘密の武器
WordPressには「リビジョン」という、多くのユーザーが見落としがちな機能が備わっています。この機能は、記事の編集履歴を自動的に保存し、過去のバージョンに簡単に戻れるようにする優れた機能です。
リビジョン機能の特徴
- 定期的な自動保存:数分ごとに記事の状態を自動保存
- 編集履歴の保存:下書き保存や公開時に記事の状態を自動保存
- 簡単な復元:過去のバージョンを比較し、必要な部分だけを復元可能
リビジョンは記事の履歴がある場合のみ表示されます、書き始めの記事には表示されません。
記事復元の3つの方法
1. ゴミ箱からの復活
投稿を完全に削除した場合でも、まずはゴミ箱をチェックしましょう。
- 管理画面の「投稿」メニューから「ゴミ箱」を選択
- 該当する記事を見つけ、「復元」をクリック
これで簡単に記事を元の状態に戻せます。
2. リビジョン機能を使った復元
記事内容を誤って上書きした場合は、リビジョン機能が救世主となります。
- 記事の編集画面を開く
- 画面右側の「リビジョン」リンクをクリック
- 追加や削除など変わってる部分の色が変わります。必要に応じて復元などする事が出来ます。
- タイムラインから復元したいバージョンを選択
- 「このリビジョンを復元」をクリック
3. データベースからの直接復元
上記の方法で見つからない場合は、データベースを直接確認する方法もあります。
- phpMyAdminなどのデータベース管理ツールにアクセス
wp_posts
テーブルを開くpost_content
フィールドから記事内容を探し出す- 見つかった内容を新しい記事にコピー&ペースト
リビジョン機能を最大限に活用するコツ
- 定期的な下書き保存: 作業中こまめに保存することで、より細かな復元ポイントを作成できます。
- リビジョン数の最適化: パフォーマンスを考慮し、保存するリビジョン数を3〜4件程度に制限するのがおすすめです。
- 重要な変更前のスナップショット: 大幅な編集を行う前に、意図的に保存することで、安全なロールバックポイントを作成できます。
まとめ
WordPressのリビジョン機能は、記事作成者の強力な味方です。この機能を理解し活用することで、誤操作や予期せぬトラブルから大切な記事内容を守ることができます。定期的なバックアップと併用することで、さらに安心してコンテンツ制作に専念できるでしょう。
コメント