2025年(令和7年)の各地の梅雨入り情報と明け情報一覧
発表情報は気象庁ホームページ上で発表された情報(速報値)を記載してます。
毎日の天気予報でいつから梅雨入りなのか梅雨明けなのかチェックするのが面倒になるので梅雨入りや梅雨明けがいつ頃の時期か梅雨とは何?を記載します。
時期を知る事で自分の予定などを立てやすくなると思います。
梅雨入り確定値は気象庁ホームページ「梅雨入りと梅雨明け(確定値)」から確認出来ます。
梅雨の定義
意外に思われるかもしれませんが、「梅雨入り」や「梅雨明け」には、厳密な「定義」は存在しません。
気象庁では、梅雨前線が北上してその地域にかかるようになったり、逆に抜けていったり、梅雨前線が消失したりするなどの気象状況をもとに、各地の気象台が総合的に判断して「梅雨入り」「梅雨明け」を発表しています。
天気予報などでよく聞く「〇〇〇したとみられる」「●月×日に梅雨明けしたとみられます」といった表現は、あくまで“見込み”として伝えているためです。また、天候が不安定で判断が難しい年には、「梅雨明けが特定できない」と発表されることもあります。
つまり、梅雨入り・梅雨明けは「いつからいつまでが梅雨」ときっちり線引きされるものではなく、あくまでその時々の気象状況を表す目安のひとつ。そう認識しておくと、天気のニュースも少し違った視点で楽しめるかもしれません。
2024年の時期は「梅雨入り 梅雨明け 実績2024年(速報値)」はいつだった?
梅雨入り宣言
気象予報士でも正確には判断や予報が難しいのです、気象条件が「この条件の気象状態が続くので梅雨入り」「雨降りが〇日続いたから」など気象条件が無いのです。
寒気が北に押し出され、日本南岸から暖気が北上して日本上空で大気がぶつかり、
「梅雨前線が日本に停滞して大気が不安定になり雨が降り続いてるから」を総合判断して梅雨入り宣言発表されます。

梅雨明け宣言
開けの宣言も同様に南からの暖気に覆われて梅雨前線の動きに因って
「梅雨前線が北上して雨が降らない日が続くと予報される日が多い」を総合判断して梅雨明け宣言を出します。
宣言を出す人
全ての宣言を出す人は気象庁の「予報官」になった人が出します。
ちなみに予報官は誰でもなれます、特になる為の資格は要りませんが気象庁に入省して長年天気予報に携わった職員しかなれないので実質狭き門になってます。
気象庁のホームページの質問集に「気象庁の予報官になるために特に資格は必要ありませんが、 必要な研修を受け長年天気予報に関する業務についた職員が予報官になっています。」と記載もされています。
梅雨入り梅雨明け宣言の訂正など
梅雨入り宣言や梅雨明け宣言は一度出たら変らない?
実は梅雨明け・入り宣言は最終的に決まるまで訂正される事は良くあることです。
先ほど定義の場面で記載した通り「コレ」って定義が決まって無いので、
予報士にとっても梅雨の時期の確定はとても難しい判定になるのです。
その為正式に梅雨入りや梅雨明けの日の確定は9月頃に訂正される場合も有ります。
その訂正を経て今年の梅雨の時期はいつからいつでしたと発表されます、
しかし梅雨が明けてからの発表ですので、一般的には報道される事が少ない為知らない人が多いのが事実です。
各地の梅雨入り梅雨明け実績(速報値)-(確定値)
2025年(令和7年)の予報や実績は気象庁の発表です。
確定値は後日改めて発表される修正値です、時期よっては大きく変動する事があります。
梅雨入り(速報値)
地方 | 令和7年 | 平年差 | 平年 |
---|---|---|---|
沖縄 | 5月10日頃 | ||
奄美 | 5月12日頃 | ||
九州南部 | 5月30日頃 | ||
九州北部 | 6月4日頃 | ||
四国 | 6月5日頃 | ||
中国 | 6月6日頃 | ||
近畿 | 6月6日頃 | ||
東海 | 6月6日頃 | ||
関東甲信 | 6月7日頃 | ||
北陸 | 6月11日頃 | ||
東北南部 | 6月12日頃 | ||
東北北部 | 6月15日頃 |
梅雨明け (速報値)
地方 | 令和7年 | 平年差 | 平年 |
---|---|---|---|
沖縄 | 6月21日頃 | ||
奄美 | 6月29日頃 | ||
九州南部 | 7月15日頃 | ||
九州北部 | 7月19日頃 | ||
四国 | 7月17日頃 | ||
中国 | 7月19日頃 | ||
近畿 | 7月19日頃 | ||
東海 | 7月19日頃 | ||
関東甲信 | 7月19日頃 | ||
北陸 | 7月23日頃 | ||
東北南部 | 7月24日頃 | ||
東北北部 | 7月28日頃 |
梅雨明けして気温が高くなると熱中症など気温が上がる事での体調を崩す事が予想されます!
ニュースやアラート等の気温の変化にも気を使って対処した下さい。
お天気ニュースの豆知識、ちょっと意外な“気遣い”とは?
私たちが毎日目にする天気予報。
「明日は晴れそう」「週末は雨か…」と、何気なくチェックしている方が多いと思いますが、実はその“伝え方”には、ちょっとした秘密があるんです。
実は、気象予報士は天気に対して“感情”を表すことを控えるのがルールなんです。
たとえば、晴れの日に「今日は最高の天気ですね!」とはあえて言いません。
逆に、大雨の日でも「残念なお天気です」と言い切ることはありません。
なぜかというと――
天気は、人によって「嬉しい」か「困る」かが全く違うからです。
雨が降れば、農家の方は「恵みの雨」として歓迎しますし、傘やレインコートを扱うお店にとっては売り時です。
雪が降ればスキー場は大喜び。
晴れれば観光地やイベント業界が活気づきます。
つまり、同じ天気でも「誰かにとってのプラス」になる。
だからこそ、気象予報士は“誰にも偏らず”、公平な立場で天気を伝えることを大切にしているのです。
では、どうやって感情を込めずに、でも分かりやすく伝えているのでしょうか?
たとえば――
晴れの日には「洗濯物がよく乾きそうです」
雨の日には「傘を忘れずにお持ちください」
風の強い日は「飛ばされやすい物にご注意を」
といった具合に、その天気をどう過ごせばよいかを具体的に伝える工夫がされているんです。
さらに、視聴者の皆さんが楽しめるように、季節の風物詩や地域の特産品、昔の言い伝えやことわざなども交えながら、天気の背景や意味を紹介することもあります。たとえば「今日は“梅雨の中休み”。貴重な晴れ間を有効に!」なんていう表現、聞いたことはありませんか?
こんなふうに、天気予報には“情報”だけでなく、“思いやり”や“文化”も詰まっているんです。
次に天気予報を見るときは、ぜひその「言い回し」や「伝え方」にも注目してみてください。
きっと、今まで気づかなかった“気象予報士のこだわり”が見えてきますよ。
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