創業1919年(大正8年)三重県伊勢市の乳製品の製造・加工販売、店舗経営などを手掛ける老舗の有限会社山村乳業が制定。
2024年一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
同社は、全国でも希少なビン入り乳製品を製造・販売、日本最多となる14品目・47種類のビン入り乳製品を手掛け、その品質と風味で多くの消費者に愛されています。※公式通販
しかし、近年では製造コストの増加や流通の変化により、ビン牛乳の存在が徐々に減少しています。そうした状況のなか、ビン牛乳の魅力やその文化的価値を次世代に継承していく活動を推進していく目的で記念日を制定。
<山村牛乳 山村ガチャ「牛乳瓶ノ蓋」 6RWZC01U
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日付には、温泉や銭湯で風呂上がりにビン牛乳を飲むという日本独特の文化を反映した意味が込められています。2本のビン牛乳が湯気を上げる風呂に寄り添うように並ぶ光景をイメージし、「11(ビン牛乳)」と「26(風呂)」が組み合わさることから11月26日となりました。
風呂上がりに冷たいビン牛乳を飲む瞬間は、多くの人々にとって、ほっとする癒しのひとときです。この習慣を未来へ伝えることは、ただの飲み物としてではなく、心の安らぎや日本の生活文化をも後世に受け継いでいくことを意味しています。
ビン牛乳は、プラスチック容器が主流となる現代において、環境に配慮した選択肢でもあります。リサイクルが容易で、瓶を何度も再利用できるため、環境負荷を抑えつつ美味しい乳製品を楽しめる点も、ビン牛乳の大きな魅力です。山村乳業は、このサステナブルな選択を消費者に伝え、地元のみならず全国の人々にビン牛乳の素晴らしさを再認識してもらうべく、取り組みを続けています。
ビン牛乳の魅力は、懐かしさや風味だけではなく、地域の伝統や文化の一部として深く根付いています。
牛乳の容器の移り変わり
牛乳容器の変遷は、時代とともに変化してきました。
ガラス瓶時代(1970年代以前)
180~200mlのガラス瓶が主流でした。再利用可能で環境に優しい一方で、重さや破損リスクが大きな課題でした。
紙パックの登場(1970年代~)
1970年代にテトラパック(三角錐型)が登場し、1980年代以降はブリックパック(四角柱型)が主流に。軽量で扱いやすく、流通や保管に適していました。
容量の多様化(2014年~)
2014年には900mlの紙パックが登場し、消費者のニーズに応じたサイズ展開が進みました。
ペットボトルの登場(2020年~)
2007年の法改正でペットボトルによる牛乳販売が認められ、2020年から本格的に販売開始。軽量で持ち運びがしやすく、リサイクル可能な新しい選択肢となりました。
法規制の変化
牛乳は変質しやすい食品であるため、品質を保てる容器が必要でしたので、以前は食品衛生法により、紙パック、ガラス瓶、放射線樹脂製容器以外への牛乳充填が禁止されていましたが、法規制が緩和され、容器の選択肢が広がっています。
牛乳の容器は食品衛生法と省令により以前は紙パックとガラス瓶とポリエチレン樹脂製容器以外への牛乳の充填は禁止されていた。
牛乳の容器は、時代や技術の進化に伴い変化してきました。かつては瓶が主流で、再利用可能な点が環境に優れていましたが、製造コストや運搬の重さ、破損のリスクなどが課題となり、次第に紙パックが普及しました。
紙パックは軽量で扱いやすく、流通や保管の面でも便利でした。近年では、さらに軽量で持ち運びがしやすく、リサイクル可能なペットボトルでも牛乳が販売されるようになり、消費者の選択肢が広がっています。