石川県七尾市において長谷川等伯の偉業を後世に伝える活動を続ける市民団体「等伯会」(大林重治会長)が、この記念日を制定した。等伯会は、七尾が生んだ日本美術史上屈指の巨匠を地域の誇りとして広く発信し、その芸術精神を未来へつないでいくことを使命として活動している。
土桃山から江戸初期にかけて活躍した能登・七尾生まれの絵師、長谷川等伯(1539–1610)の功績を広く伝え、その遺徳をしのぶことを目的とする。等伯は、狩野派と並び称される画壇の巨匠として独自の境地を切り拓き、静謐で詩情に満ちた水墨表現を確立した。
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代表作『松林図屏風』が国宝に指定されるなど、日本美術の到達点の一つとして国内外から高く評価されている。制定後は、講演会や鑑賞会を通じて作品の見どころや時代背景を学び、等伯の芸術を「知る」だけでなく「味わう」機会を提供する。
さらに、七尾という生誕地から発信することで、地域文化の向上と次世代への文化継承、まちの魅力発信にもつなげていく。
この記念日は、講演会や作品鑑賞会などの催しを通じて等伯の功績を広く顕彰し、その遺徳をしのぶとともに、七尾の地から日本文化の豊かさを再認識する機会とすることを目的としている。「七尾美術館」では等伯の画業を紹介する特別展が定期的に開催されており、地域を挙げて郷土の巨匠を守り伝える取り組みが続けられている。
日付は、長谷川等伯の命日である1610年(慶長15年)2月24日にちなむ。人生の節目にあたる命日を起点とすることで、等伯が生涯をかけて築いた芸術の到達と精神性に思いを寄せ、静かに功績をたたえる日として位置づけた。毎年この時期にあわせ、講演会や作品鑑賞会などを行い、等伯の歩みを振り返りながら、その遺徳を地域で共有していく。
