10月16日は 【国消国産の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

設立1954年12月1日のJAグループの組織事業の調整や相談、情報発信などを手掛ける一般社団法人全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。

先進国の中で、日本の食料自給率は低水準に留まっており、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の拡大など、さまざまな問題が浮上しています。こうした背景において、JA全中が提唱する「国消国産」の考え方は、特に重要な意味を持ちます。

「国消国産」の理念は、「国民が必要とし消費する食料は、できるだけその国で生産する」ことを目指しています。この考え方を広め知ってもらい、国産農産物の消費を通じて日本の農業生産基盤を維持し、強化することを目的としています。
日本の農業は、豊かな自然環境と厳選された技術を基に、世界的に高品質な農産物を生産しています。


スポンサーリンク

しかし、農業従事者の平均年齢が高齢化し、若い世代の農業従事者が減少している現実があります。平均年齢が高齢化するにつれて、農業技術や知識の継承が困難になり、農業の持続可能性が危うい状況にあります。JAグループは、若い世代の農業従事者を育成するためのプログラムや教育機会を提供し、農業の未来を担う人材を育てる取り組みを進めています。

日付は10月16日が国連食糧農業機関(FAO)が制定した「世界食料デー」であり、世界各国で食糧問題を考える日とされており、JA全中は国内外の食料に関する意識を高める絶好の機会となる事から。
この日を通じて、多くの人々に日本農業の現状と課題を知ってもらうと同時に、食料を生み出す農業を積極的に応援する人々を増やしていきたいという強い願いが込められています。日本の国土から得られる豊かな食材は、我々の生活に密接に結びついています。その価値を再認識し、国産の農産物を守り育てるための行動を私たち自身の手で起こすことが、新たな未来の食卓を創る第一歩となるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました