神奈川県横浜市で1927年に開業した老舗ホテル「ホテルニューグランド(設立:1926年7月6日)」を運営する株式会社ホテル、ニューグランドが制定。
ドリアの考案者は1930年頃のホテルニューグランドの初代総料理長のサリー・ワイル氏である。ワイル氏は、日本の洋食文化に大きな影響を与えることになる。
ある日、ホテルに滞在していた銀行家が体調を崩し、「体調が良くないので、のど越しの良い料理が食べたい」とワイル氏に要望した。要望を受けたワイル氏は、即興で一皿を作り上げる。柔らかく煮込んだ米に、ホワイトソースとチーズをかけ、オーブンで焼き上げたその料理は、まさに銀行家の求めていた一皿であった。
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この料理は「シュリンプドリア(Shrimp Doria)」と名付けられ、ホテルのレギュラーメニューに加わった。海老のプリプリとした食感と、トロトロに煮込まれた米、ホワイトソースとチーズの濃厚な味わいが絶妙に絡み合う一皿は、たちまち人気メニューとなった。現在でもホテルニューグランドの名物料理として、ファンの心をつかみ続け、その魅力は移ろいゆく時代を超えて、ますます高まっています。
日付はドリアの生みの親、サリー・ワイル氏がスイスから日本に来日したその日を記念し1927年10月29日から。