全国学校図書館協議会が1997年に制定。
学校図書館の重要性を広く認識し、推進するための記念日です。この日は、同年6月11日に公布された「学校図書館法の一部を改正する法律（平成9年6月11日法律第76号）」を記念しています。この法律制定前にも学校図書館を持つ学校はありましたが、12学級以上の全ての学校に司書教諭の配置が義務化され、11学級以下の学校には可能な限り配置することが求められるようになりました。
この改正により、学校図書館の役割がますます重要視されるようになり、生徒たちにとって図書館が身近で信頼できる学びの場として機能することが期待されています。司書教諭は、生徒が情報を適切に収集し活用する能力を育むための指導者として、また、読書活動を支援する専門家として重要な役割を果たしています。
「学校図書館の日」は、学校図書館が教育に与える影響とその価値を再認識する日であり、教育関係者、保護者、生徒が一体となって図書館の活用を推進する機会でもあります。この日を通じて、学校図書館が生徒の学習意欲を高め、読書習慣を育てる場として、さらには情報リテラシーの向上に寄与することが改めて認識されるのです。
教育の現場では、学校図書館が単なる本の保管場所ではなく、知識の宝庫であり、生徒の成長を支える大切なリソースであることが強調されています。全国学校図書館協議会は、この日を通じて学校図書館の発展と充実を図り、未来を担う子どもたちに質の高い教育環境を提供することを目指しています。