1939年(昭和14年)3月設立の紅茶の統計や消費促進を推進する国内唯一の紅茶関連業者の団体の日本紅茶協会が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
アイスティーの誕生には、偶然と機転が織りなす興味深いストーリーがあります。1904年(明治37年)、アメリカのセントルイスで開催された万国博覧会。イギリスから参加した紅茶商リチャード・ブレックナル氏は、猛暑の中で熱々の紅茶が売れ行き不振に陥っていました。苦肉の策として氷を入れて冷やした紅茶を提供したところ、来場者から予想外の人気を博したのです。この「偶然の発明」がアイスティー文化の始まりとされています。

スポンサーリンク
この偶然から生まれたアイスティーは、特にアメリカで爆発的な人気を博し、現在では6月10日が「National Iced Tea Day」として広く親しまれています。
日本紅茶協会は、この文化的背景を重視し、アメリカと同じ6月10日を「アイスティーの日」に制定。紅茶の国際交流における窓口機能を担う協会として、海外との連携も視野に入れた判断でした。
協会では、この記念日を通じて、日本における紅茶文化の更なる発展と、特に若い世代への普及を目指しています。また、紅茶の製造・販売に関わる業界全体の活性化も重要な目的の一つとしています。
夏場の気分転換や休憩時の癒しとして、また、さまざまなアレンジを楽しめる飲み物として、アイスティーの新たな魅力を再発見する機会を提供しています。
日付はアメリカの「アイスティーの日」にならい、6月10日を記念日としたもの。