1966年(昭和41年)10月21日のこの日、日本労働組合総評議会(総評)が「ベトナム反戦統一スト」が大々的に実施された。その壮大な一手は、単なるストライキにとどまらず、全世界の反戦運動団体に向けた力強いベトナム戦争反対の呼びかけとして、彼らの共鳴を引き起こした。総評のメンバーたちは、戦争の陰に沈む無数の生命を思い、ひとつとなって反戦の声を上げたことに由来する。この記念日は「国際」を銘打っていますが日本独自の記念日です。
偶然だがこの日はまた、歴史の彼方に隠れた1943年、最初の学徒出陣壮行会が厳かに開催された日でもあった。当時、多くの若者たちは、異国の地で命を散らす覚悟を持たされ、戦地へと送り出されたのである。過去の日本が経験した苦しみが、時を超えて1966年の反戦運動に大いなる影響を及ぼし、さらには未来への教訓として刻まれた。
総評の「ベトナム反戦統一スト」は、戦争の悲惨さを知る日本の労働者たちが、二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという強い決意のもと、行動に移した歴史的な出来事でした。この日は、ただの歴史の一ページを超え、人々の記憶に生き続けるであろう。
※日本労働組合総評議会は1950年(昭和25年)7月1日に設立、1989年(平成元年)11月解散。