8月31日は 【血管内破砕術(IVL)の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

アメリカに本社を置くShockwave Medical Inc.(ショックウェーブ・メディカル)は、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療に革新をもたらす医療機器を開発・販売している企業であり、その日本法人として設立された2020年10月の日本法人Shockwave Medical Japan(ショックウェーブ・メディカル・ジャパン)も同様の活動を国内で展開しています。

2024年には、虚血性心疾患の新たな治療法である「血管内破砕術(Intravascular Lithotripsy:IVL)」の普及を目指し、同社が制定した記念日が一般社団法人日本記念日協会に登録されました。


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虚血性心疾患は、心血管にカルシウムなどの石灰が沈着し、動脈が硬化することによって血流が妨げられる疾患であり、従来の治療ではこの石灰化が進んだ血管の治療が難しいとされてきました。特に石灰化が高度に進んだケースでは、バルーン拡張やステント留置といった一般的な治療が困難となり、治療の選択肢が限られていました。しかし、Shockwave Medicalが開発した「血管内破砕術(Intravascular Lithotripsy:IVL)」は、このような石灰化した動脈を効果的に治療する新しい技術として注目されています。

IVLは、低出力の音波を利用して血管内の石灰を精密に破砕することで、血管を拡張させる技術です。これにより、治療の安全性と効果を向上させると同時に、患者の負担を軽減することが可能となります。多くの臨床試験や医療機関での導入を通じて、その有効性と安全性が確認されており、患者の予後を改善する手段として期待されています。

Shockwave Medical Japanの取り組みは、こうした革新的な治療法の普及を通じて、虚血性心疾患に悩む多くの患者に希望を提供することを目指しています。記念日を制定することで、医療従事者だけでなく、一般の人々にもIVLの存在とその意義を知ってもらうことが目的。

日付は破砕=「は(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせから8月31日に。

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