明治から昭和初期にかけて建てられた歴史的建造物として、また日本の近代化を象徴する存在として、各地に華々しく誕生した老舗クラシックホテル。その伝統と格式を今に伝える9つの名門ホテルが結集。
- 1873年(明治6年)6月開業「日光金谷ホテル」
- 1878年(明治11年)7月15日開業「富士屋ホテル」
- 1894年(明治27年)7月1日開業「万平ホテル」
- 1909年(明治42年)10月17日開業「奈良ホテル」
- 1915年(大正4年)11月2日開業「東京ステーションホテル」
- 1927年(昭和2年)12月1日開業「ホテルニューグランド」
- 1934年(昭和9年)3月1日開業「蒲郡クラシックホテル」
- 1935年(昭和10年)10月10日開業「雲仙観光ホテル」
- 1936年(昭和11年)12月6日開業「川奈ホテル」
が連携して結成された2017年11月に設立された業界団体の日本クラシックホテルの会が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
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クラシックホテルとは、100年近い歴史を持ち、その建築様式や内装、調度品に時代の美意識が息づき、格式高いサービスと伝統的なおもてなしの精神を今に伝える貴重な文化遺産です。西洋の様式美と日本の繊細な美意識が融合した建築様式は、現代のホテル建築にはない風格と趣を湛えています。
各ホテルには皇族や著名な文化人、国際的な要人が滞在した歴史があり、多くの文学作品や映画の舞台となってきました。これらの歴史的ホテルの文化的・建築的価値を再認識し、日本の重要な観光資源として保存と持続的な運営を支援する機運を高めることが目的です。
日付は、同会が9つのホテルで構成されていることと、「ク(9)ラシック(9)」の語呂合わせから、9月9日を記念日としたもの。