1872年(明治5年)1月29日のこの日、1871年の戸籍法に基づいて日本初の全国戸籍調査が実施されたことにちなむ。
この調査は、明治政府が近代国家、中央集権国家の確立を目指す中で、国内の総人口を正確に把握するために行われた画期的なプロジェクトでした。この調査で編製された戸籍は、編製年の干支が「壬申」であったため、「壬申戸籍」と呼ばれます。
江戸時代までの日本では、身分制度が厳しく、士農工商という階級によって人々の生活が大きく異なっていました。しかし、明治維新によって封建制度が崩壊し、近代国家への道を歩み始めた日本にとって、国民一人一人を平等に扱う必要性が生じてきました。
そこで、明治政府は全国民を対象とした戸籍調査を行うことを決定。この調査では、全国の住民の氏名、年齢、性別、住所、職業などが記録されました。これにより、政府は国民の実態を正確に把握することが可能となり、効果的な行政サービスを提供する基盤ができあがりました。
また、この戸籍調査は、日本の法制度の整備にも大きな影響を与えました。戸籍が整備されたことで、相続や婚姻、養子縁組などの手続きがスムーズに行えるようになり、国民の権利が守られる環境が整ってきました。
この日本初の全国戸籍調査は、日本が近代国家として歩み始めた象徴的な出来事であり、現在の日本の発展の礎となったと言えるでしょう。