大阪府交野市に本社を置き、「千年オリーブの森」「ハピネスパーク」などの霊園を運営する株式会社西鶴(さいかく)が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
近年、日本社会では少子高齢化や核家族化の進行により、お墓の継承問題や無縁墓の増加が深刻な社会課題となっています。従来の石材を使用した墓石は、維持管理の負担や高額な費用がネックとなり、「墓離れ」現象も顕著になってきました。
同社は、こうした時代の変化に応える新しい供養のあり方として「樹木葬」を提案。故人の遺骨を自然に還し、その上に樹木を植えることで、生命の循環を象徴する供養方法を推進しています。「千年オリーブの森」では、古来より平和と永遠の象徴とされるオリーブの木とともに故人を偲ぶ空間を創出し、訪れる人々に安らぎと癒しを提供しています。

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樹木葬は環境への配慮も大きな特徴です。従来の墓石のように石材を採掘・加工・運搬する過程で生じる環境負荷を軽減し、むしろ樹木を植えることで緑化に貢献します。また、将来的な管理の簡便さは、遠方に住む家族や少ない子孫にとって大きな安心となります。
記念日を通じて、自然と調和した持続可能な誰もが安心して眠れる供養文化の普及を目的として、故人を自然の一部として穏やかに偲び、次世代に負担を残さない新しい弔いの形は、現代社会が直面する終活の課題に対する一つの解答といえるでしょう。
日付は、樹木葬専門霊園である「千年オリーブの森」誕生日である2018年(平成30年)3月31日からこの日を記念日としたもの。