9月9日は 【薬をただしく飲む日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

東京都に本社を置き、薬局・医療向けソリューションを手掛け、国内最大級の薬局・ドラッグストア検索サイト「EPARKくすりの窓口」などを運営する株式会社くすりの窓口(設立:2004年(平成16年)9月1日)が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

この記念日は、患者さんが医師の治療方針を理解し、正しく服薬を続けることの重要性を社会に広く伝えることを目的としています。かつて「服薬コンプライアンス(指示遵守)」と呼ばれていたこの概念は、現在では「服薬アドヒアランス」として、より主体的な患者さんの関わりが重視されています。

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医療現場では「服薬アドヒアランス」と呼ばれる、患者が医師の指示に従って薬を正確に服用することが重要とされています。近年、高齢化社会の進展に伴い、複数の薬を服用する方が増加していることから、その重要性が一層高まっています。

この記念日では、以下のような具体的な啓発活動が推進されています。
・服用中の薬の相互作用(飲み合わせ)の確認
・家庭の常備薬の使用期限チェック
・正しい服用方法の再確認
・かかりつけ薬剤師・薬局への相談促進

また、この機会に薬剤師に相談することで、より安全で効果的な服薬管理が可能となり、治療効果の向上や副作用リスクの低減にもつながります。これらの活動を通じて、患者さん一人ひとりが自分の服用している薬について理解を深め、より効果的で安全な薬物治療を実現することを目指しています。

医療者側では、患者さんが理解しやすい説明を心がけ、服薬の意義や方法をわかりやすく伝えることが求められます。一方、患者さんは疑問点を積極的に質問し、薬の効果や副作用について理解を深めることが大切です。

日付は「く(9)すりをただしく(9)」という語呂合わせに加え、この日が「重陽の節句」として長寿や健康を願う日であることから9月9日を記念日としたもの。

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