6月26日は 【無痛無汗症の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!


厚生労働省より難病指定を受けている「無痛無汗症」の患者とその家族が、より良い生活を送れるよう支援活動を展開している団体、医療機関との連携、患者家族同士の情報交換の場の提供、社会への啓発活動など、多岐にわたる取り組みを通じて、難病と向き合う人々に寄り添い続けているNPO法人無痛無汗症の会「トゥモロウ」(設立:1993年(平成5年)5月30日)が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

「先天性無痛無汗症」という難病について、一人でも多くの人に正しい知識を持ってもらうことを目的としています。「痛みを感じない」ことは、一見すると羨ましく思えるかもしれません。しかし、痛みという警告信号がない生活は、想像以上に危険と隣り合わせです。汗をかけないという症状も加わると、さらに命の危険すら伴います。

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無痛無汗症は、痛みを感じる感覚神経や発汗機能をコントロールする自律神経が先天的に発育しないため、痛みや熱さ、冷たさを感じず(または感じにくく)、汗をかくことができない疾患です。痛みは身体の危険信号であり、これを感じないことで、骨折や火傷、深刻な外傷に気づかず重症化するリスクがあります。また、発汗できないため体温調節が困難で、熱中症の危険性も高まります。患者は乳幼児期から常に細心の注意が必要であり、家族の負担も大きい難病です。この日を通じて社会全体の理解と支援の輪を広げることを目指しています。

記念日を通じて、この難病についての理解が広がり、患者や家族が孤立せず、適切な支援を受けられる社会の実現が期待されています。「痛みがない」ことが決して幸せとは限らない—この認識を広め、患者と家族の日常に寄り添う輪が広がることが、この記念日の真の願いです。

日付は「無(6)痛(2)無(6)汗症」という語呂合わせに由来して6月26日を記念日としたもの。

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