佐賀県唐津市に本社・店舗を置く自然食品や健康食品の製造・販売を行う株式会社オリーゼ本舗(創業昭和19年)が制定。
戦後の混乱期、食糧難と栄養失調が日本中を覆っていた1940年代後半。佐賀県出身の大場八治氏は、人々の健康回復という使命感に燃えていました。農学博士に師事し、幾度もの研究と失敗を繰り返しながら、ついに植物性発酵食品「オリーゼ」の開発に成功、商品名となった「オリーゼ」は、麹菌の「アスペルギルス・オリゼー」 にちなむものです。
オリーゼの特徴は、自然界に存在する有用な微生物である麹菌、酵母、乳酸菌を活用し、大麦や米ぬか、麦芽などの穀物に加え、キダチアロエやドクダミといった薬用植物を原料としていることです。これらの素材を一切の糖分を加えることなく、独自の技術で長期間発酵させることで、腸内環境を整え、消化吸収を促進する効果が期待される健康食品が生まれました。

スポンサーリンク
オリーゼの日を通じて、私たちは単なる健康食品の歴史だけでなく、困難な時代に人々の健康を願い、自然の力を信じて挑戦し続けた一人の人間の情熱と知恵の結晶に触れることができるのです。
日付は、植物性発酵食品のオリーゼの商品化に成功した創業者の大場八治氏(大正3年5月16日-平成17年6月、91歳没)の誕生日に由来する。