3月9日は 【試薬の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

試薬事業の発展を促し、試薬業を通じて社会に貢献することを目的とした一般社団法人日本試薬協会(発足:2000年(平成12年)3月24日)が制定。

試薬とは、化学実験や分析、検査などに用いられる高純度の化学物質です。一般的な化学薬品と異なり、純度や品質が厳密に管理され、特定の反応や分析に適した形で提供されています。これらは実験室での研究開発から、医療現場での臨床検査、環境分析、食品検査、材料開発など、現代科学のあらゆる分野で不可欠な存在となっています。

この記念日には日本で初めて「試薬」という言葉を使用した偉人、宇田川榕菴(うだがわようあん)への敬意があります。1798年(寛政10年)3月9日に生まれた宇田川は、津山藩(岡山県津山市)の藩医であり、幕末を代表する蘭学者でした。

医薬品開発のための分光法

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彼は「舎密開宗(せいみかいそう)」という化学書を著し、その中で西洋の化学知識を日本に紹介する際に「試薬」という言葉を創出しました。当時の日本には存在しなかった化学の概念や「酸素」・「水素」・「酸化」・「還元」などの現代の日本の化学用語を、彼が新しく造語し生み出し近代科学の基礎を築いたと言われています。

試薬の日は、これら試薬の重要性と、科学技術の発展における試薬の貢献を広く社会に知らせることを目的として制定されました。同時に、日本の科学技術の歴史を振り返り、将来の発展を考える機会としても位置付けられています。

日付は、日本で初めて「試薬」という言葉を用いた津山藩医であり、幕末の著名な蘭学者・宇田川榕菴(うだがわようあん)の生誕日1798年3月9日に由来しています。

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