2001年(平成13年)2月10日8時45分(日本時間)でのその日、海にまつわる悲劇がハワイ沖で発生しました。この事件は、愛媛県宇和島水産高等学校の実習船「えひめ丸(総トン数499トン)」が、米国海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」によって突如として緊急浮上した際に衝突され、教員・乗組員5人と生徒4人、合計9名の命が失われた事故として今も語り継がれています。
えひめ丸は、次世代を担う若者たちに海や水産業への理解を深めてもらうため、遠洋航海実習に出ていた。実習生たちは、大海原で貴重な経験を積み、海への愛と情熱を育んでいたはずだった。しかし、運命の日、彼らの夢は突然断ち切られてしまった。

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事故調査の結果、米国海軍の潜水艦が浮上時に周囲の安全確認を怠ったことが原因であると判明した。二度とこのような悲劇を繰り返してはならない。
この事故を教訓に、船舶の安全を祈り、海上での安全対策の重要性を再認識する機会と全国水産高校長協会は2003年(平成15年)に制定した。