佐賀県佐賀市に本社を置き、全国約100店舗で呉服や着物、帯、和装小物など日本の伝統衣装である和服を中心に、女性のファッションに関連した幅広い商品を展開する株式会社鈴花商事(創業:1900年・明治33年)がグループ創業120周年を迎えた2020年からプロジェクトを立ち上げ制定。
明治時代以降、西洋から伝わった「洋服」に対して「和服」という呼称が生まれました。着物、呉服、和装など様々な呼び方がある中で、「洋服」と対を成す意味合いを持つ「和服」こそが、日本固有の美しい衣装の呼び名として最もふさわしいとの思いから、この記念日が誕生しました。その呼称を広めることで、長い歴史の中で培われてきた和服の素晴らしさ、日本の伝統文化の美しさをさらに多くの人に知ってもらい、和服を着る楽しさや喜びを感じてもらうことが目的です。
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また、若い世代にも和服の魅力を知ってもらい、普段着としての和服の可能性を探るきっかけとなることも期待されています。和服は単なる装いを超え、日本人の美意識や季節感、場の雰囲気を大切にする心など、日本文化の精髄を体現するものです。こうした価値観を次世代に継承していくことも、この記念日の重要な役割となっています。
日付は「いい(1)わ(0)ふ(2)く(9)=良い和服」と読む語呂合わせから10月29日を記念日としたもの。
秋の深まりと共に訪れるこの日は、様々な和服イベントや着付け体験などが催され、和服文化への関心を高める絶好の機会となっています。記念日を通じて、日本の美意識が結晶化した和服の魅力が、より多くの人々の心に響くことを願っています。