新しいパソコンやスマホなどの新発売があるたびに中古のパソコンやスマホなどが注目されたりします、新作の人気が無ければ中古が高くなったりして更に中古機の選び方が気になります。
実際の所、自分で何台ものパソコンを中古で購入してますが、用途が決まってる使い方では今だ現役で活躍しているパソコンもあります。用途に応じた使い方では、実際高い新品のパソコンの必要性は感じません。
何台も購入してきた経験を元を購入時に注意していた項目などを解説してきます。
沢山のパソコンの販売会社が多くありますが、賢くお得にパソコンを購入する事が出来ます。
パソコンの選び方
2021年10月5日にWindows11のアップグレードがありますが、Windows10時に比べて無料アップグレードの要項条件がかなり厳しくなります。
Windows11の対象条件は過去記事(Windows11正常性チェック)を参照して下さい。
アップグレードにはCPUの条件も付きましたのでかなり現中古品も対処外が多くなる事が予想されます、今後はWindows11に買い替えることによるWindows10搭載にパソコンも増える事が考えられます。
しかし業者もWindows10の在庫が多くなれば値段も安くなる半面Windows11の人気が無い場合は逆に値段が高くなる可能性も残されています。
その際に中古パソコンを購入の際にスペックや用途に対して注意する項目をまとめましたので参考にして下さい。
基本的選び方
- OS
- CPU
- メモリ
- HDD/SSD
- LAN(有線/無線)
- 液晶大きさ/不具合無き事
- キーボード動作(ノートPC)
- 内蔵ソフト(OFFICEソフト等)
- GPU(グラフィックボード等)
- 内蔵電池(CMOS電池)
OS
OSは特段の理由が無ければ「Windows10」にしとくのが無難です、2025年10月14日までは正式サポートされてます。Windows11も品数は多くなりましたが中古の場合はWindows10からWindows11にアップグレードした製品は要項をギリギリで通過した製品もあり、良く分からない方はスペックが低い可能性が有りますのでWindows11だからと言って買うのはあまりお勧めはしません。
どうしてもWindows11が欲しい場合はスペックに注意しましょう。個人売買ではWindows11要項を満たしていないパソコンにWindows11を入れてる可能性もありますので注意して下さい。
中古Windows11はまだ値段が高いのでお勧めはしないです、Windows11搭載パソコンを購入するなら新品がお勧めです。
CPU
CPUは世代関係なく「i3相当」以降を購入出来れば良いでしょう、最低でも「Core 2 Duo相当」以上が有ればofficeソフトを使う事は出来るでしょう。ネットだけを使うならCeleron®系でも大丈夫ですが古いマルチコアでない製品は避けましょう。2019年以降のCeleron®系はCore 2 Duoより性能の良い場合はあります。
- ネットだけ【Celeron®系】※あまりお勧めはしません
- ネット・office使用【Core 2 Duo】※軽い作業では問題無いです
- 動画編集・画像編集【i7】以上※最新であれば尚よいです
使う用途に合ったスペックを選ぶと良いでしょう、古いCeleron搭載パソコンは限定的な使い方、また割り切った使い方をする以外はお勧めはしません。
ゲームをメインで考えてる方はCPUは世代に新しい「i5」以上が理想ですが値段が上がりますのでグラフィックボードとの金額の兼ね合いで決めて下さい、ゲームではグラフィックボードとCPUの性能が重要です。
世代の確認の見方Intel(参考)
世代 | 呼び名 | 見方 | 一例(i9.i7.i5も同様です) |
---|---|---|---|
第1世代 | Nehalem | CPUに続く数字の 頭の数字が3桁 | Core i3-560 |
第2世代 | Sandy Bridge | CPUに続く数字の 頭の数字が2始まり | Core i3-2130 |
第3世代 | Ivy Bridge | CPUに続く数字の 頭の数字が3始まり | Core i3-3250 |
第4世代 第4世代 | Haswell Haswell Refresh | CPUに続く数字の 頭の数字が4始まり | Core i3-4340 Core i3-4370 |
第5世代 | Broadwell | CPUに続く数字の 頭の数字が5始まり | Core i5 5675C |
第6世代 | Skylake | CPUに続く数字の 頭の数字が6始まり | Core i3-6100 |
第7世代 | Kaby Lake | CPUに続く数字の 頭の数字が7始まり | Core i3-7100 |
第8世代 | Coffee Lake-s | CPUに続く数字の 頭の数字が8始まり | Core i3-8350K |
第9世代 | Coffee Lake-s | CPUに続く数字の 頭の数字が9始まり | Core i3-9100F |
第10世代 | Comet Lake-S | CPUに続く数字の 頭の数字が10始まり(桁数が5桁) | Core i3-10105F |
第11世代 | Rocket Lake-S | CPUに続く数字の 頭の数字が11始まり(桁数が5桁) | Core i3-1115G4 |
第12世代 | Alder Lake | CPUに続く数字の 頭の数字が12始まり(桁数が5桁) | Core i3-12100 |
世代の確認の見方AMD(参考)
世代 | 呼び名 | 見方 | 一例 |
---|---|---|---|
第1世代 | Zen | 1000番台 | Ryzen 3 1300X |
第2世代 | Zen+ | 2000番台 | Ryzen 3 2300X |
第3世代 | Zen2 | 3000番台 | Ryzen 5 3600X |
第4世代 | Zen3 | 5000番台 | Ryzen 9 5950X |
メモリー
メモリーは大きければ作業が進むので大きい方がお勧めですが、DDR3かDDR4の「2G以上」がお勧めです、メモリーはのちのち増やすのは簡単ですので金額を減らすならスロットの最大枚数を気にして購入して下さい。
メモリーも安くはないのでそこはお財布と交渉して考えて下さい。
ノートパソコンは機種によっては増やせない、また大きな分解を伴う事もあります、購入の際には注意をして下さい。
HDD/SSD(記録媒体)
記録媒体は大きければ大きいほど保存できる事が多くなりますので、大きいのに越したことは無いですが金額が上がるのが嫌なら64GB~180GB位でも通常使う分には問題無いです。
容量の多さより金額に余裕があるなら、SSDに変更するのが無難です、ノートパソコンではHDDよりSSDの方が故障のリスクが少ないので持ち運ぶパソコンでしたらSSDにしましょう。
購入時に店舗によっては増やす事が出来ます、自分で変更は出来ますが、分からない人は店舗で変更してもらった方が失敗が無いです、自分でするなら【無料で使えるクローンソフト】を参考にして下さい。
M.2 SSDはまだそこまで一般では浸透してませんので気にしなくてもイイでしょう。そこまで凝ったパソコンは自作パソコンですので専門知識がある人ですのでアドバイスは要らないでしょう。
LAN
有線・無線LANの有無は利用状況で必要性が異なります、デスクトップパソコンは有線LAN(故障していない)が有れば十分です、またノートパソコンは無線LANが欲しい所ですが、無くてもLANアダプターが安価に手に入るので利用する場面で求めるのが良いでしょう。
注意が必要なのは無線LANの付いていないノートパソコンは年代が古い事が多いので無線LAN以外のその他の潜在的な故障のリスクも考えて下さい。
液晶の大きさ/不具合
液晶はノートパソコンでの話します、液晶は利用場面や大きさ、故障をトレードオフして考えて下さい、液晶が故障していると料金が大幅に下がりお買い得です。
ノートパソコンは多くの機種は外部出力があります、持ち運ばない場面で、仕事に使う場面のサイネージやYouTubeなど、画面は他のモニターやテレビに映して使うなど用途が限定されている方は、高性能のパソコンが安価で手に入ります。
キーボード
キーボードはノートパソコンでの話します 、キーボード自体はこだわりが無い場合は安価で手に入ります、1,000円以下でもあります。
キーボードは各メーカー頑丈に出来てますが、中古ですのでどのように使われているのが分かりません、見た目で分かるのは文字が消えてる、テカリがある事で分かります、基本母音が多く使われてますので母音とFキーとJキーを見る事で分かります。
ノートパソコンのキーボードは本体に直接付いてるのが基本です、交換や修理は古いパソコンではメーカーの修理も終わってる事もあります、また交換には専門知識が必要で自分での修理は難易度が高く交換はお勧め出来ません、キーボードが必要な方は注意して購入する事です。
内蔵ソフト
内蔵ソフトは必要に応じて購入した方が安く済みます。
メーカーのパソコンでは必要の無いソフトも入ってますので使わないなら付属が少ない方を選んだ方が無難です。
メーカーでも法人モデルは必要の無いソフトが入って無いのでお勧めです、しかし法人モデルは利用頻度が高いパソコンが多いですので、その部分での潜在的な故障は注意が必要です。
GPU(グラフィック)
グラフィックは映像を映し出す装置です。
ゲームやデザインなどの映像に特化した使い方で無い限り特に気にしなくて良いでしょう。
内蔵電池(CMOS電池)
パソコンの中にはボタン電池(コイン電池)
どのパソコンでも丸い電池が搭載されています、目的はBIOSや時計などのバックアップ用に電源の有無関係なく電力を供給する役目を果たしています。
電池自体は最近は簡単にネットや100均などで購入出来ますが、ノートパソコンでは特殊形状で搭載されている事が多く、電池交換には分解を伴う事が多く業者に出すと1万以上する事もあります。
使用状況によって違いますが、寿命は3年~5年ほど長くても7年ほどで切れる事がほとんどです。
電池が切れるとOSが立ち上がらない、時計が毎回狂うなどの不具合が発生します。
以外と原因不明で立ち上がらない時には電池を変えるとあっさり解決する事もあります。
ノートパソコンを購入の際は中古を専門に扱ってる業者さんに交換を聞いてみるなどしてみると良いでしょう。返答があいまいや適当な業者さんは購入を止めておくのが賢明です。
潜在的な故障で注意する項目
見えない場所
中古は状態がさまざまです、買ってから不具合が出ると困りますので注意が必要です。
パソコンにはCPUやメモリーや記憶媒体(HDD/SSDなど)が内蔵されていますが、一番故障するのが記憶媒体の故障が多いです。
記憶媒体には専用のソフトで見ると稼働時間やエラー率などが表示されますが多くの販売店も販売時には明示して販売はしていません。手間やメンテナンスして稼働時間が延びるのを嫌う傾向にあります。
またノートパソコンではキーボードの接触不良や液晶の表示抜けやバックライト切れなど発生したりします、中古を扱う専門業者では長年の実績や知識で目で見えない故障や潜在的な不具合を見つけ出して販売している業者もいますが、業者によってスキルは様々です。
購入場所はネットショップやまたオークションやフリマサイトでの取引などが多くなってきてますが、オークションやフリマサイトは潜在的リスクがショップより多いので購入の際は要注意です。
故障するリスク
使用されている環境が分からないと潜在的なリスクが分かりません、多くある故障には使用環境によって引き起こされる事例が多いです。
- ペットの毛が詰まる事の故障
- ペットの排泄がかかる事の故障
- 虫が入り込んでの故障
- たばこの煙よる故障
- 粉塵や温度変化が激しい環境の故障
以上以外にも多くありますが、そのままでしたら状態を見れば分かりますが、
当然業者も販売の際にはクリーニングをされれますので状態を確認するのが難しくなります。
パソコンは精密パーツの集まりです、マザーボードと言われる基盤には小さなICチップが多数配置されハンダ付けをされています、そのICチップに振動が加わると徐々に隙間やハンダの剥がれや割れが生じます、完全にはんだが剥がれたり取れたりすると断線になり不具合が発生します。
コンデンサーと呼ばれる電子部品があります、詳しい話は難しいので割愛しますが、簡単には電気を貯める放出する電子部品です、使用を繰り返し充放電を行うと劣化パンクする事があります。
これのICチップ系などの電子部品の困る事は見た目ではほぼ分からない事です。
特にノートパソコンなどはコンパクトに納める必要の為パーツが細かく小さく入れるされています、また多くのノートパソコンは移動させて使用されてる事が想定されます、持ち運びは振動の影響は受けやすく不具合が起きるまで分からない事が多いです。
バッテリーは基本故障の対象外ですので、実用的なバッテリーが付いてきたらラッキーと捉えるとして、新品バッテリー以外は使えないと思って割り切って購入した方がいいです。
中古パソコンショップ ジャンクワールド購入時には保証期間に注意
購入時には必ず保障はついているお店から購入する事です。
保証は店舗によっては7日~180日まで様々な店舗があります、短いより長い方がイイのは当然ですが送料なども注意して下さい。
中古パソコンは分からない故障のリスクがありますから到着してからは早めに開梱して電源を入れてテストする事は重要な事です!自分用のセットアップも重要ですが先ずきちんと動作するかの確認を最優先して下さい。
今までに購入したパソコンで1年以内に壊れた箇所がある事は無かったですが、メモリーやハードディスク(記録媒体)の不具合は数点ありましたが自分で交換して使えています。
新品もリーズナブルな品もありますので値段が高くなるなら検討候補に入れる事も頭に入れといて下さい。
まとめ
中古のお得さと故障のリスクは理解できたでしょうか?
電子パーツの集まりのパソコンですので、経年劣化などの故障は仕方ない部分もありますが、まだまだ現役で使えるパソコンも多数存在します。
掘り出し物に出会う事もありますので、中古パソコンを購入の際には注意する点をよく見て検討して下さい。
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