6月13日は 【小さな親切運動スタートの日】 制定の目的と意味などから内容や制定理由などを解説!

1963年(昭和38年)6月13日「小さな親切」運動本部が発足したことを記念。

「小さな親切」運動は、1963年3月の東京大学の卒業式で総長の茅誠司が行った告辞において提唱されました。告辞の中で、茅総長は次のように述べました。「‘小さな親切’を、勇気をもってやっていただきたい。

そしてそれが、やがては日本の社会の隅々までを埋めつくすであろう親切というなだれの芽としていただきたい。大学で学んだ様々な知識や教養を、ただ頭の中に百科事典のように蓄えておくだけでは立派な社会人とはなれません。その教養を社会人としての生活の中に生かしていくには、やろうとすれば誰でもできる‘小さな親切’を絶えず行っていくことが大切です。‘小さな親切’はバラバラな知識を融合させる粘着剤の役目を果たすのです。」

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この告辞に感銘を受けた茅総長を含む8人の提唱者たちは、卒業式から3ヶ月後の1963年6月13日に「小さな親切」運動本部を発足させました。彼らは「小さな親切」が社会全体に波及し、人々の行動様式や社会の風土を変えていくことを目指しました。

この運動は、単なる知識の蓄積だけではなく、それを実践し行動に移すことが重要であるという考えを広めるために行われました。普段の生活の中で身近な人や周囲の人々に対して、ささやかながらも心のこもった親切な行為を行うことで、社会の結束や人間関係の改善を促すことを目指しました。

「小さな親切」運動はその後、広がりを見せ、多くの人々が日常生活で小さな親切を実践するようになりました。その思想や活動は時代と共に変化し、様々な形で受け継がれています。今日でも、「小さな親切運動スタートの日」として、この運動の始まりを記念し、人々に親切な行動を呼びかける日としてイベントや取り組みが行われています。この日を迎えるにあたり、様々なイベントやキャンペーンが開催され、人々は小さな親切を実践することを呼びかけられます。

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