1995年(平成7年)の1月17日(5時46分52秒)に兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。この阪神・淡路大震災は、6,434人もの尊い命を奪い、約25万棟の建物が全半壊するなど、未曽有の被害をもたらしました。
この未曽有の災害に対し、全国から駆けつけたボランティアは、被災者の救援や復旧・復興活動に大きな力を発揮しました。学生、主婦、会社員など、様々な立場の人々が、自発的に被災地に赴き、がれきの撤去、炊き出し、救援物資の仕分けや配布など、多岐にわたる支援活動を展開したのです。

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ボランティアの活動は、行政の手の届かない隙間を埋める重要な役割を果たしました。また、被災者に寄り添い、心のケアを行うなど、物理的な支援だけでなく、精神的な支えにもなりました。この経験は、日本社会におけるボランティア活動の重要性を改めて認識させる契機となりました。
阪神・淡路大震災から経過した今も、1月17日は「防災とボランティアの日」として、災害への備えとボランティア精神の大切さを呼びかける日となっています。
災害はいつ起こるかわかりません。しかし、日頃からの備えと、地域のつながりを大切にする思いやりの心があれば、どんな困難にも立ち向かっていくことができるはずです。阪神・淡路大震災の教訓を胸に、私たち一人ひとりが、防災とボランティアの意識を高め、共に支え合える社会を目指していきましょう。