2月4日は 【銀閣寺の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

1482年(文明14年)2月4日(旧暦の1月7日)に、室町幕府8代将軍足利義政が、東山の月待山麓に東山山荘(東山殿)の造営を始めたことに由来します。

銀閣寺は別名で、正式名称は東山慈照禅寺(とうざんじしょうぜんじ)日本の京都市左京区銀閣寺町にある臨済宗相国寺派の寺院。

銀閣寺と呼ばれているのは銀閣寺の代表的な建物である観音殿は、金閣寺にならった設計ですが、その名が「銀閣寺」と広まったのは、江戸時代以降のことです。実際には、銀閣には銀箔が施されておらず、2007年(平成19年)の調査によっても、銀箔が貼られていた痕跡は確認されていません。

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銀箔が貼られなかった理由については諸説ありますが、有力な説の一つに幕府の財政難があります。義政の時代、幕府の財政状況は芳しくなく、莫大な費用がかかる銀箔の調達が難しかったのかもしれません。また、義政が銀箔を張る前に他界してしまったという説もあります。

一方で、銀箔を貼る必要がなかったという見方もあります。観音殿の外壁は漆塗りになっており、日光の加減で銀色に輝いて見えることから、あえて銀箔を貼らなかったという説です。漆の銀色の輝きが、銀閣の名の由来になったとも考えられています。銀箔の有無に関する謎は、今なお多くの人を魅了してやみません。

銀閣寺は、足利義政の美意識と京都東山の自然美が調和した、日本を代表する文化遺産の一つです。歴史的謎に包まれた銀閣寺は、訪れる人々に想像力をかき立てながら、今日まで静かにその姿を留めているのです。

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