1969年10月29日に、ソニーと松下電器(現:Panasonic)が日本ビクター(現:JVCケンウッド)等が、家庭用ビデオテープレコーダ(U規格)の開発を発表し家庭での普及に大きく貢献したことに由来。
U規格(ユーきかく)とは、世界初の民生用(家庭用)カセット式VTRの規格。
1960年代後半、VTRは放送局や企業などの業務用として普及していたが、家庭用への普及は進んでいなかった。その理由は、オープンリール方式のVTRが大型で高価だったためである。
スポンサーリンクU規格は、19mm(3/4インチ)幅のテープを採用し、カセット化することで、オープンリール方式のVTRに比べて大幅に小型化と軽量化を実現した。また、ヘリカルスキャン方式を採用することで、画質の向上にも貢献した。
U規格の開発と普及により、VTRは家庭にも普及し始めた。1970年代後半には、家庭用VTRの市場は急速に拡大し、U規格は家庭用VTRの普及に欠かせない規格となった。