1957年(昭和32年)12月11日戦後初の百円硬貨が発行された日である。それまで百円紙幣(板垣退助デザイン)が流通していたが、紙幣に代わって、硬貨への切り替えが図られた。
新しく発行された百円硬貨は、表面に羽を広げた鳳凰の図柄、裏面に旭日を囲む4輪の桜の花の図柄が描かれた。
鳳凰は古来から中国や日本において吉祥の象徴とされてきた生き物であり、百円硬貨のデザインに選ばれたことは、日本の経済復興と繁栄を願う国民の思いが込められていたことだろう。
この2年後の1959年(昭和34年)2月16日には「日本国」と「百円」の文字そして稲穂のデザインに変更された。
現在(※2023年)の100円硬貨は1967年(昭和42年)2月1日から発行開始されている、「日本国」と「百円」そして桜花(八重桜)が3輪がデザインされている。