関西屈指のそば処として知られる城下町、兵庫県豊岡市出石(いずし)町に事務局を置く但馬國出石観光協会が制定。
この町のシンボルである「辰鼓楼」は、日本最大にして最古年の時計台、明治4年(1871年)に、城の石垣など廃材を利用して建てられました。当初は、太鼓を鳴らして時を告げていました。
時計台となったのは明治14年(1881年)、出石藩の藩医であった池口忠恕(いけぐちちゅうじょ)が、大病を患いました。忠恕の病気は重く、町民たちは多くの人が出向き、病気快癒の願掛けをしたそうです。
スポンサーリンク忠恕は、町民たちの温かい励ましに支えられ、見事回復しました。忠恕は、出石の人々から多大な精神的支援を受けたことに感謝し、辰鼓楼に機械式大時計を寄贈しました。
この時計は、当時のドイツ製で、現在も辰鼓楼に設置されています。出石の歴史と文化を象徴する建造物です。町の中心部にあり、観光客や町民の憩いの場となっています。
こうしたエピソードとともに但馬の小京都出石に日本が世界に誇れる時計台があることをより多くの人に知ってもらうのが目的。
日付は「辰鼓楼」の初号機が動き出した1881年9月8日から。