全国石油工業協同組合(設立:1951年(昭和26年)11月20日)が制定。同組合は石油関連製品の品質向上や普及啓発に取り組む全国規模の業界団体であり、潤滑油が果たす重要な役割を広く社会に伝えるために、この記念日を設けました。
2007年(平成19年)7月3日一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
潤滑油は、自動車や工作機械、家電製品に至るまで、私たちの産業活動と日常生活を支える重要な基礎資源です。金属同士の摩擦を軽減し、機械の動きをスムーズにするだけでなく、冷却効果や防錆効果、密封作用など多様な機能を持っています。適切な潤滑油の使用は、機械の寿命を延ばし、エネルギーロスを防ぐことで省エネルギー・省資源に大きく貢献します。
潤滑油の種類も実に多様です。石油を原料とした鉱物油は安価で粘度範囲が広く汎用性に優れる一方、化学合成によって作られた合成油は高温・高負荷といった過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。また、人体に無害な植物油は農業用や食品工場用の機械に採用されるなど、用途に応じた最適な選択が可能です。

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さらに、潤滑油には酸化防止剤や耐荷重添加剤などの各種添加剤が配合されており、性能の向上と長寿命化が図られています。適切な潤滑油を正しく使用することで、機械の摩耗を抑え、エネルギーの無駄を省き、設備の寿命を延ばすことができます。これは省エネルギー・省資源に直結する取り組みであり、持続可能な社会の実現にも貢献するものです。
この記念日には、こうした潤滑油の幅広い役割と重要性について、一般の方々にも知識を深めていただきたいという願いが込められています。
日付は、潤滑油の通称である「OIL(オイル)」という英単語に由来しています。この文字を180度回転(半回転)させると、数字の「710」に見えることから7月10日が選ばれました。