7月3日は 【北里柴三郎がお札になった日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

北里柴三郎博士の精神に基づき、「いのちを尊び、生命の真理を探究し、実学をもって社会に貢献する」ことを理念として、北里大学や北里研究所病院などを運営する学校法人北里研究所(設立:1914
(大正3)11月5日)が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

近代日本医学の礎を築いた北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)博士。破傷風血清の実用化やペスト菌の発見など、世界的な功績を残した医学者が、2024年7月3日、新千円札の肖像となった記念すべき日を祝して制定された。

偉人のお話 人や国のため編

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明治から大正にかけて活躍した北里博士は、世界医学史に残る数々の偉業を成し遂げました。ドイツのロベルト・コッホに師事した後、1889年(明治22年)に破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功。さらに1890年(明治23年)には血清療法を開発し、当時不治の病とされた多くの感染症に対する治療法を確立しました。1894年(明治27年)には香港でペスト菌を発見し、感染症研究の第一人者として世界的名声を博しました。

また、1892年(明治25年)に私立医学研究機関(現・東京大学医科学研究所))「北里研究所」の基となる研究所を設立。医学研究と人材育成に尽力し、日本の医学・医療の発展に多大な貢献をしました。その姿勢は「基礎医学と臨床医学の融合」「研究と教育の一体化」という北里精神として、現在も脈々と受け継がれています。

日本銀行が2024年(令和6年)7月3日に発行した新千円札。その肖像に選ばれたことは、北里博士の功績が国家的にも高く評価された証といえるでしょう。博士の偉業を顕彰するとともに、新千円札発行の盛り上がりを全国に広めていくことを目的としています。

日付は新紙幣となった千円札が発行された日から7月3日を記念日に。

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