下関市で明太子専門業として、辛子明太子を全国に普及させてきた前田海産株式会社(創立:昭和39年4月10日)が制定。
韓国伝来の辛子明太子が初めて日本に到来した発祥の地の山口県下関。当時、朝鮮半島と日本を結ぶ玄関口であった下関は、異国の文化が流入する重要な拠点であり、辛子明太子もその一つとして日本に上陸した。

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同社は、この韓国伝来の辛子明太子に着目し、日本全国へと普及させる先駆けとなった。前田海産は、伝統的な製法を守りながらも、日本人の味覚に合うようにアレンジを加え、独自の味わいを作り上げていった。その努力が実を結び、今や辛子明太子は日本を代表する食材の一つとなっている。
日付は1914年(大正3年)12月12日、当時、日本で初めて「明太子」という名称が新聞記事に登場した事に由来する。関門日日新聞に掲載され、歴史の中で重要な節目となっている。(「明太子開発史」成山堂刊に記載)