人日の節句(旧暦1月7日)の朝に七草を入れたおかゆを食べると健康に過ごせるといわれる春の七草、これは新年に若菜を食べる中国の習慣が伝えられたもの。
邪気を払い一年の無病息災を願う意味合いの習慣の他に、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという意味も有する。
また、この日は七草をゆだて汁を爪に浸し、柔らかくしてから切るときれいに切れることから「七草爪の日」ともいわれる。
春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(オオバコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)。
秋の七草・夏の七草もある。
秋の七草は、おみなえし、おばな、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ。
夏の七草は、よし、い、おもだか、ひつじぐさ、はちす、かわほね、さぎそう。