4月15日は 【日本巡礼文化の日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

滋賀県大津市に本拠を置く「西国三十三所札所会」が制定。
2017年(平成29年)3月13日一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

日本最古の巡礼路である「西国三十三所巡礼」が2018年に草創1300年を迎えることを記念して、日本の巡礼文化への関心を高め、新たな世代にもその価値を伝えることを目的としています。

西国三十三所巡礼は、観音菩薩を本尊とする近畿二府四県(大阪、京都、滋賀、奈良、和歌山、兵庫)の総距離1000キロメートルに点在する33の寺院を巡る日本最古の巡礼路です。その始まりは、奈良時代の僧・徳道上人が、諸国を巡る中で観音菩薩の霊場を尋ね、その功徳を広めたという伝承に遡ります。

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現代においても、西国三十三所巡礼は単なる観光ではなく、自己を見つめ直す心の旅として、老若男女問わず多くの人々に親しまれています。石山寺や清水寺などの名刹を含む各札所では、巡礼者を迎える特別な行事や法要が行われ、一歩一歩、心の浄化を目指します。

「西国三十三所巡礼の日」の制定は、グローバル化が進む現代において、日本固有の精神文化や巡礼の伝統を再認識し、次世代に伝えていく貴重な機会となっています。古来より人々の心に寄り添ってきた観音菩薩の慈悲の精神は、今なお多くの人々の心に安らぎを与え続けています。

日付は巡礼が「良いご縁」をつなぐことから4と15を「良(4)い(1)ご(5)縁」と読む語呂合わせから4月15日を記念日としたもの。

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