江戸時代の儒学者、林春斎が1643年9月25日に執筆した「日本国事跡考」で絶賛した三つの景観「松島:宮城県」「天橋立:京都府」「宮島:広島県」を日本三景と呼ぶ。
いずれも海に面し、海と松の深い緑が織りなす美しい景観が特徴。この日本三景をさらに広くPRするために日本三景観光連絡協議会が2006年(平成18年)に制定。日本三景はいずれも1952年(昭和27年)11月に国の特別名勝に指定されている。
松島は、大小260余の島々が点在する風光明媚な景勝地で、その美しさは昔より多くの詩人や画家に称賛されてきました。 特に、松尾芭蕉が「奥の細道」で訪れた。際に詠んだ句「松島やああ松島や松島や」は、今なお広く知られています
天橋立は、日本三景の中でも最も古いから知られている景勝地で、約3.6キロメートルにわたって続く砂州が特徴です。特に「股のぞき」と呼ばれる独特の方法で見る天橋立の景色は、見る人を魅了しています。
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宮島は、厳島神社を中心とした島全体が信仰の対象となっており、平安時代から続く歴史と文化が色濃く残っております。世界文化遺産に登録され、その美しさと歴史の価値が世界的に認められる。
日本三景はそれぞれ世界遺産登録に尽力し、1996年(平成8年)12月に宮島:広島県の厳島神社がユネスコの世界文化遺産に登録された。日本三景は、自然の美しさと歴史の深さが調和した日本を代表する景勝地であり、多くの人々にその魅力を伝え続けています。
日付は、青い海と深い緑がかかる夏の時期でもあり林春斎(元和4年5月29日(1618年7月21日)の誕生日に由来する。
※日本三景観光連絡協議会は松島町産業観光課 (一社)松島観光協会 宮津市産業経済部商工観光課 天橋立観光協会 廿日市市環境産業部観光課 (一社)宮島観光協会が合同で主催した協議会。