沖縄本土復帰記念日/沖縄復帰記念日は、太平洋戦争後の歴史的転換点を象徴する重要な記念日です。1945年の沖縄戦終結後、日本本土が1952年(昭和27年)にサンフランシスコ講和条約で主権を回復する一方、沖縄は27年もの長きにわたり米国の統治下に置かれました。
本土との間には「海の壁」が存在し、家族や友人に会うためにはパスポートが必要という、同じ日本人でありながら分断された現実がありました。
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この期間、沖縄県民は「祖国復帰」を悲願とし、様々な復帰運動を展開。1971年(昭和46年)6月17日の沖縄返還協定調印を経て、1972年(昭和47年)5月15日午前0時、ついに沖縄は日本に復帰。この歴史的な節目に際し、那覇市民会館では沖縄県の発足を記念する式典が開催され、同日には東京の日本武道館でも政府主催の「沖縄復帰記念式典」が同時に行われました
以来、毎年5月15日は「沖縄復帰記念日」として、平和と自治の尊さを再確認する日となっています。復帰後50年を経た今も、基地問題など課題は残されていますが、沖縄の豊かな文化や歴史を継承しながら、新たな未来を築いていく決意を新たにする重要な日となっています。
日付は1972年(昭和47年)5月15日午前0時をもって日本に返還され沖縄県としてスタートしたのを記念した日。