1865年5月17日のこの日、国際電気通信連合(ITU)の前身である万国電信連合が設立されました。この歴史的な出来事を記念して、ITUは1973年に「世界電気通信の日」を制定しました。この日は、電気通信技術の進歩とその社会的影響を振り返り、祝うための機会として設けられました。
その後、情報通信技術(ICT)の重要性がますます高まる中、2005年の世界情報社会サミットにおいて、5月17日を「世界情報社会の日」とすることが決議されました。これにより、情報通信技術が社会全体に与える影響と可能性について認識を深めるための新たな国際デーが誕生しました。
スポンサーリンク翌2006年、ITUの全権大使会議において、これら二つの国際デーを統合し、「世界電気通信および情報社会の日」とすることが決議されました。これにより、5月17日は電気通信技術と情報社会の両面からその発展と課題を見つめ直し、未来へのビジョンを共有する重要な日となりました。
「世界電気通信および情報社会の日」は、グローバルなデジタル化が進む現代において、情報通信技術が果たす役割の重要性を再確認し、全ての人々がその恩恵を享受できる社会の実現を目指す機会として、世界中で多くのイベントやキャンペーンが開催されています。
この日は、技術革新とデジタルインクルージョンの推進を図るためのグローバルなプラットフォームを提供し、未来の情報社会に向けた持続可能な発展を目指すための出発点となるのです。
※「世界情報社会・電気通信日」と「世界電気通信および情報社会の日」呼称はどちらとも使用される事がある。