12月13日は 【宍道湖中海の生態系を守る日】 制定の意味と内容目的など解説!

島根県松江市で自然環境の調査・研究、シジミの漁業振興を目的とした調査・研究などをおこなっている日本唯一の日本シジミ研究所(設立:2002年5月8日)が制定。
2023年に一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

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宍道湖(しんじこ)は、日本の島根県に位置する淡水湖です。宍道湖は、中国地方最大の湖です。湖の周囲には美しい自然景観や観光スポットが広がっており、地元の観光客や釣り愛好家にとって人気のある場所です。
しじみは、宍道湖の湖底に生息し、独特の風味を持つことで知られています。しじみは、古くから食用として重要視されており、地元の特産品としても広く知られています。

宍道湖は淡水と海水が混じる汽水域であり、水産資源にとって重要な場所です。このような汽水域は、淡水と海水の生態系が複雑に絡み合い、多様な魚介類や生物が生息する環境です。

宍道湖は、魚介類や二枚貝、特にしじみの生息地として知られています。湖の汽水域では、潮の干満や水温の変動など、環境の変化が比較的激しいです。これらの環境変動は、生物の生息や繁殖に影響を与えることがあります。

気候変動や環境の変化は、宍道湖の水産資源にも大きな影響を与える可能性があります。気温上昇や海面上昇などの影響により、水温や塩分濃度などの環境条件が変化することがあります。これによって、生物の分布や生育環境が変化し、水産資源の量や種類にも変動が生じる可能性があります。

また、気候変動による異常気象や自然災害も、宍道湖の水産資源に影響を及ぼすことがあります。例えば、豪雨や洪水が発生すると、湖の水質や底質が変化し、生物の生息環境に悪影響を与えることがあります。

これらの課題に対処するため、宍道湖の環境保護や持続可能な漁業管理が重要です。地元の漁業関係者や研究機関は、水産資源の状態や環境変動に関するモニタリングや研究を行っています。さらに、持続可能な漁業の推進や環境保護の取り組みが行われています。

宍道湖の水産資源は、地域経済や食文化にも大きな影響を与えています。そのため、環境変動に対する適切な管理と保護は、水産業や地域社会の持続可能性にとって不可欠な要素となっています。

昭和30年代から始まった経済成長期に治水・利水のために傷つき乱れてしまった島根県の宍道湖・中海の汽水生態系を守ることが目的。

日付は、反対する多くの市民の努力によって、1963年からおよそ40年間に渡って行われた国家的巨大公共事業「中海・宍道湖干拓・淡水化事業」の正式な中止表明が2002年12月13日に当時の農林水産大臣よりなされたことから、12月13日を記念日としたもの。


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