1952年12月20日のこの日、インド洋コモロ諸島のアンジュアン島でシーラカンス(カルムナエ種)が捕獲され、学術調査が行われたことに由来する。化石と現生の違いがほとんど見られない事から「生きた化石」と呼ばれる事になった。
捕獲されたシーラカンスの調査により、シーラカンスの生態や形態の詳細が明らかになってきた。シーラカンスは、体は細長く、多くのヒレを持つ。また、鱗は硬く、骨格は軟骨で形成されている。
スポンサーリンクシーラカンスは、深海の海底付近に生息すると考えられている。主に甲殻類や魚類を捕食し、生殖は卵生である。
シーラカンスの捕獲は、古生物学や進化学の分野に大きな衝撃を与えた。また、シーラカンスは、地球環境の変化に適応しながら、長い間生き残ってきた生き物であることから、注目を集めている。
最初の標本は1938年12月22日に南アフリカ共和国で確認されていたが、腐敗のため、充分な調査ができなかった。
ちなみに食用としての「シーラカンス」はお世辞にも美味しいとは言えず、むしろ不味いと言われている、また人間には消化できない「油・ワックス」が含まれることから体調(下痢など)を引き起こす事が報告されている。