4月14日は 【SOSの日(タイタニックの日)】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

1912年(明治45年)4月14日、豪華客船タイタニック号がニューファンドランド島沖で巨大な氷山に衝突。この時に発せられたSOS信号が世界で初めてのSOS信号という誤った説が広まったことから。

長らく、タイタニック号の遭難時に発せられたSOS信号が「世界初のSOS信号」であったという説が広く信じられてきました。しかし、これは歴史的な誤解です。実際には、世界で初めて実際の遭難時にSOS信号が発信されたのは、1909年(明治42年)6月10日、アゾレス諸島付近で座礁したスラボニア号によるものでした。※他にも諸説あり。


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タイタニック号の悲劇から生まれた誤解は、皮肉にもSOS信号の認知度を高めることになりました。モールス信号で「・・・---・・・」と表される単純なこの信号は、「Save Our Souls(我々の魂を救え)」や「Save Our Ship(我々の船を救え)」の頭文字だという俗説もありますが、実際には送信のしやすさから選ばれた記号に過ぎません。

タイタニック号の沈没は、海上安全への認識を根本から変え、十分な救命ボートの搭載義務など、多くの海上安全規則の改正につながりました。

今日、私たちが「SOS」という言葉を聞くとき、それはタイタニック号の悲劇と共に記憶されていますが、歴史の真実を知ることで、海上安全の発展における重要な一部として、より深い理解が得られるのではないでしょうか。

現在は1999年(平成11年)1月31日をもってモールス符号による遭難通信の取扱いは廃止された。

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