6月25日は 【鈴木正三忌】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

愛知県豊田市の鈴木正三(すずきしょうさん)顕彰会が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

徳川将軍直参の旗本という恵まれた身分でありながら、42歳~45歳(文献に寄って異なる)で出家し、仏教思想と実践的な人生哲学を融合させた独自の思想を展開しました。愛知県豊田市の鈴木正三顕彰会は、日本資本主義の源流を築いた思想家の鈴木正三の偉業を後世に伝え顕彰するのが目的。

鈴木正三の最大の功績は、「万民徳用」をはじめとする著作で説いた「職業即仏行」の思想でしょう。当時の仏教界では俗世間の労働を低く見る傾向がありましたが、正三は逆に日常の仕事こそが修行であるという革新的な考えを広めました。農民、商人、職人など、それぞれの職業に応じた倫理観と修行法を説き、「職分」を全うすることが社会的徳であると唱えたのです。

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鈴木正三顕彰会は1983年(昭和58年)の設立以来、講演会や研究書の出版、史跡の保存など多角的な活動を展開。特に正三の故郷である愛知県豊田市(旧・挙母藩)では、地元の誇りとして正三の思想を現代に伝える取り組みが活発です。

正三の著した「二人比丘尼」「因果物語」などの作品は、仏教の難解な教えを庶民にもわかりやすく伝える文学的価値も高く評価されており、顕彰会では定期的に読書会や勉強会も開催されています。

日付は鈴木正三の命日の明暦元年6月25日に由来する。

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