3月18日は 【点字ブロックの日】制定の日付の意味と内容・目的とは?

地域で暮らす視覚障がい者に向けた情報発信や、点字ブロックの安全性の確保と発展を目指して社会福祉法人・岡山県視覚障害者協会(設立:1927年(昭和2年)11月6日)が制定した。
2010年3月18日に一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。

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白杖を使って歩行する視覚障害者の安全な歩行を助ける点字ブロック、点字ブロックは「視覚障害者誘導用ブロック」とも呼ばれ、歩行者が安全に移動するために利用されます。現在では、世界150か国以上でこの点字ブロックが設置されています、視覚障害者の社会参加や自立を支援するための大切なツールです。

点字ブロックの日は、このようなツールの存在や役割を理解し、視覚障害者との共生社会の実現を目指すために、点字ブロックの安全性確保・発展を多くの人々に知ってもらうことが目的のひとつです。

点字ブロックは日本産業規格(JIS)によって規格化されています。JIS T 9251:2010 「視覚障害者誘導用ブロック」

  • 種類と形状
    視覚障害者誘導用ブロックは、点字ブロックと溝状ブロックの2種類があります。点字ブロックは、指先で触れると点字で情報を伝えることができるブロックで、主に盲導犬や白杖を使用する視覚障害者に向けて設置されます。溝状ブロックは、凸凹の溝を持ったブロックで、視覚障害者が方向を確認するために設置されます。
  • 材料と寸法
    視覚障害者誘導用ブロックの材料は、ゴム、樹脂、セメント、天然石、鋼板などがあります。寸法については、点字ブロックの厚さは10~30mm、高さは5mm、幅は25mm以上とされています。溝状ブロックの幅は80~300mm、深さは3~6mm、間隔は20~40mmとされています。
  • 設置方法
    視覚障害者誘導用ブロックは、歩行路に設置されます。設置方法については、点字ブロックは接着剤やクリップを使用して固定し、溝状ブロックは接地面に固定する方法が推奨されています。
  • 耐久性と滑り止め性能
    視覚障害者誘導用ブロックは、長期間にわたって使用されるため、耐久性が求められます。また、滑り止め性能が高く、雨や雪でも安心して使用できるようになっています。


日付は、この点字ブロックが世界で初めて岡山市の岡山県立岡山盲学校に近い国道(現:国道250号)の原尾島交差点周辺に敷設されたのが1967年3月18日のこと。その日を記念して制定。

同協会は第12号「記念日文化功労賞」を受賞。


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