学校法人津田塾大学が制定。
2025年(令和7年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
日本初の女子留学生の一人であり、女子高等教育の先駆者として知られる津田梅子氏の肖像が、2024年(令和6年)7月3日に新五千円札に採用され発行された歴史的な出来事を記念し、津田梅子が創設した学校法人津田塾大学は、あらためて津田氏の功績を顕彰するのが目的。
津田梅子は1864年12月31日(旧暦 元治元年12月3日)に生まれ、1871年(明治4年)11月わずか6歳(数え年で8歳)で岩倉使節団に同行し渡米。アメリカで教育を受けた後、17歳で帰国して女子教育に身を捧げました。当時、高等教育を受ける機会が極めて限られていた日本の女性たちに、新たな道を切り開いた先見性と情熱は、現代にも強く響きます。
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1900年(明治33年)、津田梅子は自らの理念を形にするべく、女子英学塾(現在の津田塾大学)を創設。「自立した女性の育成」という信念のもと、英語教育を中心とした高等教育機関として、日本の女子教育の礎を築きました。彼女の「女性も男性と同等の教育を受ける権利がある」という信念は、当時の社会通念に挑戦する革新的なものでした。
津田梅子の肖像が新五千円札に採用されたことは、単なる紙幣のデザイン変更にとどまらず、日本社会における女性の地位向上と教育の重要性を象徴する出来事です。紙幣という日常的に多くの人の手に触れるメディアを通じて、彼女の功績と精神が広く認知されることになります。
日付は五千円札が発行された日から2024年7月3日を記念日としたもの。