兵庫県神戸市の神戸親和大学が制定。同大学は教育学・福祉学を柱とする大学として地域に根ざし、阪神・淡路大震災以降は「震災の記憶を教育の力で未来へつなぐ」ことを使命の一つに掲げてきた。この理念のもと、Jリーグ・ヴィッセル神戸と連携し、教育とスポーツという二つの力で震災の教訓と命の尊さを次世代へ届ける取り組みとして本記念日を生み出した。
2026年(令和8年)一般社団法人日本記念日協会に制定・登録。
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、マグニチュード7.3の直下型地震が阪神・淡路地域を襲い、6,434名もの尊い命が失われた。この未曾有の災害の記憶と教訓を、風化させることなく次の世代へと継承していくことが目的である。
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震災から間もない時期、同大学の臼井真教授(当時)が作詞・作曲した合唱曲「しあわせ運べるように」は、被災地の子どもたちの心に寄り添い、復興への願いと希望を象徴する歌として、30年にわたり長く歌いつがれてきた。この歌は神戸市内の小学校を中心に広まり、やがて被災地全体へ、さらには全国、世界へと広がっていった。東日本大震災をはじめとする各地の災害でも歌われ、人々の心をつなぐ架け橋となっている。
一方、ヴィッセル神戸は奇しくも震災と同じ1995年に誕生したクラブである。瓦礫の街から立ち上がろうとする人々とともに歩み、スポーツの力で神戸に笑顔と活力を届け続けてきた。教育の現場で子どもたちの心を育む大学と、スタジアムで街の誇りを体現するクラブ——両者が「歌」という共通の架け橋で手を結ぶことにより、世代や立場を超えて命の大切さを学び、想いを受け継ぐ機会を創りたいという願いが、この記念日には込められている。
日付は、この日が国の定める防災週間(8月30日〜9月5日)の初日にあたること。防災への意識を新たにするタイミングに「歌いつなぐ日」を重ねることで、震災の記憶を防災行動へとつなげる意図がある。また、震災から30年の節目となる2025年(令和7年)8月30日、ヴィッセル神戸の本拠地・ノエビアスタジアム神戸において「しあわせ運べるように」の大合唱が行われたこと。スタジアムいっぱいに響いた歌声は、復興の歩みそのものを象徴する出来事となり、この日を記念日とする決め手となった。
