山の日は比較的新しく出来た祝日です。
2014年(平成26年)に制定、祝日になったのは2016年(平成28年)から施行。
海の日と違って日付が固定の「11日」の祝日です。
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概要・趣旨
山の日は制定された祝日法でも特に由来が明示されておらず趣旨の「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」だけが記載されている。
「海の日」が有るのに「山の日」が無いのが可笑しいという事で、2010年には山岳に関する日本山岳会などの団体が、「山の日」を制定する動きを全国に波及させた成果を受け、祝日法が改正され出来た祝日です。
11日になった理由

山の日になった理由は先ほども記載しましたが、何か理由があった訳ではありません、様々な案が出ていました、当初は8月12日がお盆前で連休を取り易い為に制定される予定でした。
しかし8月12日は1985年に日本航空123便墜落事故で御巣鷹山に墜落した日と同じになってしまう為に、最終調整で8月11日に変更になった経緯があります。
面白いのは後付けの理由として山の形が漢数字の「八」に見える事や木の形を「11」に見立てたなどの事柄が言われているが、どれも正式な理由では無い。
東京オリンピックの為の変更
2020年の東京オリンピックの際には日付をずらしてオリンピック閉会式の翌日8月10(月曜日)変更になったが、新型コロナの影響で2021年に延期になった為同年の山の日は閉会式当日の8月8日(日曜日)に変更となった。
閉会式の翌日(8月9日)に変更案は「長崎原爆の日」と重なる為に8月8日に変更となった。
日曜に祝日が重なった為8月9日は振替え休日となった。
雑学知識
同日に「きのこの山の日」もあります。
チョコレートの部分を縦に2つ並べると「8」に、クラッカーの部分を2つ横に並べると「11」の見た目の部分と、「山の日」に合わせて「山」の名前がつく商品に馴染み親しんでもらいたいからの制定だそうです。

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