全国飴菓子工業協同組合が1978年(昭和53年)6月に制定。
同組合は、日本各地の飴菓子メーカーが加盟する業界団体であり、飴・キャンディー文化の普及と発展を担っています。当時、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は急速に広まっていた一方で、「お返し」の文化はまだ存在していませんでした。そこに着目した同組合が、業界の枠を超えて新しい贈答文化を提案した——それがキャンディーの日(キャンディーを贈る日)の始まりです。
この記念日が提唱するのは、バレンタインデーにチョコレートを受け取った男性が、お返しとしてキャンディーを贈るという習慣です。
キャンディーは、ひと粒で気持ちを託せる“メッセージ性”のあるギフト。フルーツ、ミルク、ハーブなど香味の幅が広く、色も形も豊富で、相手の好みに合わせて選ぶ楽しさがあります。さらに個包装で配りやすく、職場・学校などでの「お礼」や「心配り」にも向くのが特徴です。
同組合の案内でも、ホワイトデーの贈り物としてキャンディーをすすめ、感謝をきちんと形にする文化として後押ししています。

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キャンディーの日は、後にホワイトデー(3月14日)へと発展する「お返しの日」の原型として位置づけられています。バレンタインデーから約1か月後というタイミング設定により、贈られた側が心の準備をし、感謝の気持ちを込めてお返しを選ぶ余裕を持てるよう配慮されています。全国飴菓子工業協同組合は、チョコレート中心のバレンタイン文化に対し、キャンディーという色鮮やかで多様性に富んだ選択肢を提示することで、菓子業界全体の活性化と、より豊かな贈答文化の形成を目指したのです。