長野県飯田・下伊那地方の郷土の味「五平餅(ごへいもち)」をPRする日として親しまれています。
五平もちは、南信州地域に古くから伝わる郷土料理です。うるち米をつぶして平たく成形し、香ばしく焼き上げた後、特製の甘辛いたれを塗った素朴な味わいの餅料理です。
名前の由来には諸説あり、一説には五兵衛という人物が考案したことから「五兵衛餅」が転じたとも、また、餅を平たく形成することから「御平餅」と呼ばれるようになったとも言われています。

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五平もちは、かつて山仕事や田畑での労働の合間に、簡単に作れて腹持ちの良い食事として重宝されてきました。現在では道の駅や観光施設で五平もちを提供する店舗も多く、地域の食文化を伝える重要な役割を担っています。
各家庭や地域によってたれの配合や作り方が異なり、味噌をベースに砂糖、くるみ、ゴマなどを加えるのが一般的ですが、地域ごとの個性が光る一品です。大きな木の棒に刺して食べる独特のスタイルも、五平もちの魅力のひとつとして世代を超えて愛され続けています。
日付は「し(4)もい(1)な(7)」の語呂合せから4月17日に。