4月2日は 【図書館開設記念日】どんな日?制定目的・意味と制定理由解説!

明治5年旧暦4月2日(新暦1872年5月8日)に、東京・湯島に日本初の官立公共図書館・東京書籍館(しょじゃくかん)が開設されたことに由来。

東京書籍館の開設は、単なる一施設の誕生以上の意義がありました。それまでの日本には、藩校や寺子屋、私塾などで書物が保管・利用されていましたが、広く一般に開かれた公共図書館という概念は存在しませんでした。東京書籍館の開設は、知識を特権階級だけのものではなく、広く民衆に開かれたものとする画期的な転換点となったのです。

東京国立博物館 ミュージアムヒストリー 150年のあゆみ

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開館当初は約1万冊の蔵書を有し、昌平坂学問所、和学講談所、蕃書調所の中から文部省が引き継いだ所蔵図書と、新たに収集した蔵書で構成されていた。

東京書籍館は、その後、東京図書館、帝国図書館と名称を変え、現在の国立国会図書館の前身となった。この図書館の開設は、日本の近代化における知識・情報の民主化の象徴的な出来事として、図書館の歴史に大きな足跡を残している。

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