6月14日は 【五輪旗制定記念日】 制定の目的と意味などから内容や制定理由などを解説!

1914年(大正3年)6月14日、パリで開催されたオリンピック委員会で、五輪旗(オリンピック旗)が制定されました。

この旗は、青、黄、黒、緑、赤の5色で構成されており、各色は特定の大陸を指すものではありません。オリンピックマーク(五輪マーク)は、単色または五色の輪を重ねて連結した形をしており、ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸とその相互の結合と連帯を象徴しています。

オリンピック旗や五輪マークの着想は、古代オリンピックの開催地の一つであるデルフォイの祭壇に刻まれた休戦協定の紋章から得られたものです。オリンピックの創立者であるピエール・ド・クーベルタン氏は、古代オリンピックの記述に感銘を受け、世界にオリンピックの復興を提唱しました。
その思想は世界各国の賛同を得て、1896年には古代オリンピックの開催地であるギリシャのアテネで第1回近代オリンピックが実現しました。

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近代オリンピックは、古代ギリシャで行われていた4年に1度のオリンピア祭典競技(古代オリンピック)の復活を目指したものでした。
古代オリンピックは紀元前9世紀ごろから始まり、ギリシャを中心にしたヘレニズム文化圏の宗教行事であり、戦争中であっても一時休戦して参加するという特徴がありました。

このような背景から、現代のオリンピックの目的である「世界平和」と古代オリンピックの伝統との共通点が見出されます。

オリンピックは国境を超えた競技と交流の場であり、平和と協調を象徴する国際的なイベントとして位置づけられています。

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