「安全で安心な医療」を提供する事を目指し更なる歯科医療の発展を進める一般社団法人プラズマレーザー研究会が制定。
プラズマとは、通常の固体・液体・気体に続く物質の第四の状態であり、高エネルギー状態にある希薄な気体です。レーザーは光を強烈な束に集め、高度な精密加工や治療に用いられる技術です。この二つの技術を組み合わせることで、驚くべき進化が生まれます。
特に、歯科領域でのプラズマレーザーの応用は、革新的な治療法の開発に大きな可能性を秘めています。
歯科医師はもちろんのこと、一般の方々にとっても、口腔疾患の治療や予防に関する情報を普及させることを目的としています。プラズマレーザーを用いた最先端の歯科診療は、従来の治療方法に比べて優れた効果を示すとされています。
プラズマレーザーの利点は多岐にわたります。まず、その高い精度と非侵襲性が挙げられます。歯を削る必要がないため、患者の負担が軽減されます。また、感染リスクも低減され、治療後の回復が速くなるという利点があります。さらに、プラズマレーザーは血管や神経組織に対しても優しく、周囲の組織への損傷が少ないため、治療の安全性も高まります。
一般社団法人プラズマレーザー研究会は、これらの利点を広く社会に伝えるために、様々な活動を展開しています。定期的な学術研究会やセミナーを開催し、最新の研究成果や臨床事例を共有するとともに、歯科医師や一般の方々に技術の普及を図っています。また、啓発活動や情報発信を通じて、口腔疾患の予防や早期発見の重要性を訴え、健康な生活を支援しています。
日付は「4」と「3」は、プラズマが物質の第4の状態であり、「レーザー=03」と読み。また、同研究会の第1回設立記念臨床報告会が2016年(平成28年)4月3日に行われたことに由来。